歩みを止めぬ者
都市の中で、静かに歩み続ける存在。
形を変えながら進む「時間の象徴」として描いた一作です。
本作には、鞄作りの過程で生まれたレザーの廃材を取り入れています。役目を終えた端切れを重ね合わせ、絶えず新陳代謝を繰り返すコンクリートジャングルの姿を表現しました。
森を突き進むアフリカゾウが、木々をなぎ倒しながら新たな道を作っていくように。役目を終えることは、次へと繋ぐための必然。
先人から受け継いだものを、自分の手で回し、また次の世代へと手渡していく。過去・現在・未来へと絶え間なく続く、終わりのない循環の物語です。